







世界最大級のスローフードの祭典の日本版
テッラマードレ・ジャパン 2025 in 水俣
We Are Nature — 不知火海(しらぬいかい)を臨み、再生の未来をともに描く
テッラマードレの日本国内開催第二回目は、
持続可能な食や暮らしにいち早く取り組んできた
熊本県水俣市。
山があり、海があり、そのあいだをつなぐいのちを育む
豊かな流域がある土地です。
火山岩類が広く分布する山間部には棚田や茶畑が広がり、
海岸部では太陽の良くあたる斜面でミカンの栽培が
盛んにおこなわれています。
九州本島と島々に囲まれた穏やかな不知火海は、
小魚にとっての良好な生息地となり
かつては「魚湧く海」と呼ばれていました。
この地は、豊かな自然に支えられ工業都市として栄える一方で、
公害という大きな苦しみも経験してきました。
だからこそ水俣は、日本で初めて「環境首都」を名乗り、
自然と人の関係を見つめ直し、地域の文化や暮らしの営みを土台に、
まちを再び育ててきました。

今、水俣では、生産者、料理人、
食に関わる多様な人々が集まって
その視座を不知火海へと広がる流域全体へと解き放ち、
人と人、人と自然のつながりを取り戻そうと動き出しています。
“環不知火海ネットワーク”というこの新しい構想は、
不知火海へと水を注ぐすべての流域に光をあて、
この地に生きる人びとが、地域や立場を越えて
ゆるやかに手を取り合うための一歩です。
2025年、そんな「流域のまち・水俣」で
スローフードの全国大会を開催することは、
再生と連帯の物語を新たに紡ぐことに他なりません。
土地とともに生きる多様な生産者たちを祝福し、
「食」を通じて、循環と再生の物語を次の世代に手渡していく時間を
水俣でともに過ごしませんか?




目的
・GOOD CLEAN FAIRな生産者のエンパワメント
・美味しい食を通したリジェネラティブなあり方の発信
・開催地域の盛り上げ
・GOOD CLEAN FAIRな食のための活動の輪を広げる


◆INFO
日時
2025年11月1日〜2日
会場
11月1日 - 水俣市総合もやい直しセンター
11月2日 - エコパーク水俣
主催:不知火海ローカルフードネット/一般社団法人 日本スローフード協会
運営:「テッラマードレ・ジャパン 2025 in 水俣」実行委員会
実行委員長:新田康晃(不知火海ローカルフードネット)、渡邉めぐみ(日本スローフード協会)
<スローフードとは>
スローフードはもともと「GOOD,CLEAN,FAIRな食べ物をすべての人へ」をモットーに、1989年にイタリアで生まれた草の根運動の名称で、地球環境や食の未来を守りそだてようと、世界160カ国以上に広がり、様々な活動を展開しています。2016年に日本スローフード協会(通称Slow Food Nippon)が設立され、日本各地にスローフードの活動をしているグループが存在します。
参考
1日目(11月1日)会場
水俣市総合もやい直しセンター(もやい館)
〒867-0005 熊本県水俣市牧ノ内3-1
2日目(11月2日)メイン会場
エコパーク水俣
〒870-0054 熊本県水俣市汐見町1丁目231-12